茨城県主催「茨城県北ローカルベンチャースクール2019ビジネスプレゼンテーション」が、
11月30日茨城県庁にて開催されました。
【茨城県北ローカルベンチャースクール】は、2014年「日本創生会議」が発表した、2040年に896の市町村が消滅可能性都市に選ばれた県北地域(日立市、常陸太田市、高萩市、北茨城市、常陸大宮市、大子町)をローカルベンチャーで盛り上げることを目的の一つに始まった茨城県主催のベンチャースクール(全5回)。
その2019年次生として僕、団長は9月より受講をしてきました。
「地域課題解決に自分のワクワクを掛け合わせる」
これが、当スクールのスタンスでした。
「お金」だけを求めては事業自体も、地域にとって、そこに住む人にとって、なにより自分にとって持続的でないし、求められ、愛されるものにはならない。
「ワクワク」だけでは、活動継続ができず、立ち往かなくなる。
だから、その二つの掛け算が大事。そこから、自分だからできるローカルビジネスが生まれる。
私は、自分のやりたいこと、できることで生きていこうと覚悟をし、地元茨城を拠点に活動をしていくと決めてから東京を中心に関わってきたあそびを出前する「プレイバス」に可能性と魅力を感じていました。
しかし、それはあくまで自分の「ワクワク」にすぎず、
「事業」として持続可能なもののイメージが持てていませんでした。
その打開策を求め、このローカルベンチャースクールに通うことを決めたのでした。
錚々たる豪華講師陣がいろいろなビジネスのメソッドを「教えてもらえる」と、そして「プレイバスの事業化の答えを聞ける」と思っていました。
しかし、初回から、僕の期待は早くも裏切られることになりました。
それが、冒頭にあげた、「お金とワクワク」の両立という鉄則です。
スクールでは体系的に学べるように、
ビジネスのいろはや地域課題や資源発見のためのフィールドワーク、マーケティング戦略、ブランディング戦略、起業家精神、最後に受講生のビジネスプランの発表というメニューが組まれていました。
「教わる」のではなく、「学び取る」
「きく」のではなく、「考える」
それが、スクール全体を通して徹底していた軸でした。
とはいえ、どうしても「あそび」が人々をハッピーにできて、
それをどこにでも展開できる「プレイバス」は絶対やるべき!スタンスの僕。
しかし、社会貢献的活動の色が濃いこの活動。
自走可能で持続可能な事業にしたいと思い、ビジネスとして確立したいと思っていた僕は、
答えを知りたくて、「きいて」しまっていたんですね。
実際、講師として立っていただいた方々にも、
やりたいことはわかるがビジネスとして成り立たない。と何度も言われてきました。
それは、結局のところ、
どこにニーズがあるかが不明確で、
なぜ必要なのかが明瞭に説明できていなかったからでした。
そのためには、自分から考え、動いて探し、見つけなければいけませんでした。
それを、僕は4回目が終わった後にようやくぼんやりと気付くことが出来たのです。
それはそれは出来の悪い受講生だったと思います。自分でも。
第一線で活躍されている方々が
丁寧に示してくださっていることをなかなか理解できず
困惑させてばかりだったのですから。
でも理解できなかったなりに、僕はもがき続けていました。(いまもですが)
最終回の、ビジネスプレゼンテーションを行うとき
本当に一週間前まで
自分でも悲しくなるほどまとまらなかったのですが、
一週間を切ったころようやく流れが見え、
前日になってようやく一つの形ができあがり、
発表当日を迎えました。
あれだけもがいていた過程は無駄にはならなかったようで、
調べれば調べるほど、プレマーケティングで実際にあそび場をつくればその分、
あそびの可能性と、重要性に気づかされ、何としてでも
このことを伝えたく、当日はただただ必死に話しました。
結果、「優秀賞」。
ビジネスとして確立できるビジョンを示せたわけではありません。
明確なニーズを示せたわけでもありません。
でも、伝えることはできたのかもしれません。
そこまで言うのなら。と、
皆様に背中を押していただけたと思っています。
と同時に、
プレゼンから数日が経った今、
県から表彰して頂いた責任と、
その重みをひしひしを感じています。
まずは、プレゼンの時に打ち上げた、クラウドファンディングという大花火を咲かせます。
茨城県北ローカルベンチャースクールについては下記からどうぞ↓
http://biz.kenpoku-creative.com/
P.S.
12月9日、予定通りReadyforで、
【茨城発!“あそび”を出前するプレイバスをみんなでつくりたい!】の名でクラウドファンディングをスタートしました!!
ぜひご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。